サーバーを契約した後に無料で付いてくる初期ドメイン。
初心者の方の中には、
「あれ?ドメインが無料で取得できたぞ。これでブログ作れば良くね?」
と思う方も少なくありません。
今回の記事では、「初期ドメインでブログを作成してもいいのか?」という点について解説していこうと思います。
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そもそも初期ドメインとは何?
初期ドメインとは、サーバーを契約する際にサーバー会社から無料で貸してくれるサブドメインのことです。
例えばエックスサーバーの場合は下記のような初期ドメイン(サブドメイン)になります。
http://◯◯◯.xsrv.jp
「○○○」の箇所はあなたが契約するIDで、「.xsrv.jp」はサーバー会社のドメインです。
関連記事>>>独自ドメインとは何のこと?
ちなみにさくらサーバーのドメインは「.sakura.ne.jp」、ロリポップは「.lolipop.jp」というように、レンタル業者によって初期ドメインは異なります。
初期ドメインでブログを運営してもいいのか?
サーバーの契約時に取得される初期ドメインですが、このドメインを使ってブログ運営をしてもいいのでしょうか?
答えは、あまりオススメはできません。
オススメできない理由を5点ほど挙げてみます。
初期ドメインはあくまでもサーバー会社のサブドメイン
初期ドメインはサーバー会社からレンタルされたサブドメインです。
初期ドメインを使うことは、無料ブログでドメインを作成したのと同じなので、サーバーのお引越しができませんし、サーバー会社が倒産したらブログ自体が削除されてしまいます。
つまり、せっかくサーバーを契約したのにサーバーの恩恵を生かすことなく運営し続けることになってしまうのです。
グーグルアドセンスの審査が通らない
グーグルアドセンスの規約上、サブドメインでのアドセンスの取得はできません。
アドセンスには独自ドメインが必須となっているため、審査すらも受けることができません。
アフィリエイトで広告収入を得るためには結局独自ドメインが必要になってきます。
見た目の印象が変
サイトを見たときに、「http://◯◯◯.xsrv.jp」というドメイン名だと少し違和感があります。
訪問者はドメイン名まではチェックしないと思いますが、目が肥えている人からすると変な印象を持たれてしまいます。
ブログのリピーター(読者)が増えると、やはり覚えやすくシンプルなドメイン名のほうが認識しやすいです。
利用しているサーバー会社がバレバレ
初期ドメインで運営すると、この人がどのサーバー会社を利用しているのかが丸分かりです。
「.xsrv.jp」→エックスサーバー
「.sakura.ne.jp」→さくらサーバー
「.lolipop.jp」→ロリポップ
特に隠す必要はありませんが、初期ドメインでの運営はサイト自体にこだわりを感じませんし、オリジナル感が無くなってしまいます。
SEOに影響される可能性も
初期ドメイン(サブドメイン)は、他の人も同じサブドメインとして紐付けられています。
例えば自分が「http://◯◯◯.xsrv.jp」という初期ドメインを取得したとすると、「.xsrv.jp」で取得されたサブドメインが他にもたくさん存在するということです。
従って他のサイトが何か違反を起こしたり評価の下がることをすると、連動して自分にも影響を及ぼす可能性があるというわけです。
絶対とは言い切れませんが、サブドメインなので少なからず他者の何かに影響される可能性があると思っておきましょう。
初期ドメインは何に使うの?
初期ドメインは本格的なブログ運営には不向きだと思ってください。
「初期ドメインはほとんど使うことのないドメイン」という認識で良いと思います。
もし使うならば、完全にSEOを遮断して、テスト用のブログにすると良いかと思います。
ワードプレスを使っているなら、テスト用ブログでプラグインのテストができますし、テーマのデザインを加工する作業もテスト用ブログがあれば可能となります。
初期ドメインは表向きには利用せず、テスト用ブログとして利用するのも一つの手かなと思います。